2020/4/11 第86回 新型コロナウィルス

お世話になります。
神戸不動産リアルティの白石です。

毎日新型コロナウイルス関連のニュースが駆け巡っています。
東京都では毎日感染者数が更新されるほど事態の沈静化が見られません。
神戸市でも感染者数が伸び、もはや対岸の火事どころではない状況です。

神戸市内の感染者数は今日現在で113名、
明石市内では感染者数は僅か4名となっていますが、
集団感染で一気に増える可能性もありますので、
とにかく自己防衛、自己管理が重要となります。
皆様も十分にお気を付け下さい。

神戸市内新型コロナウイルス感染者数

明石市内新型コロナウイルス感染者数

新型コロナウイルスの感染だけにとどまらず、
日本はもとより世界経済の先行きが見えなくなっていて、
少し前まではリーマンショック級と言われていましたが、
今では戦後最悪とも言われる深刻な事態になっています。

この新型コロナウイルスに関連して倒産する企業も続出し、
観光業、飲食業だけでなく、全ての業種において大きな影響が出ていて、
今後もまだまだ増えていくことが予想されます。

帝国データバンク倒産情報

弊社含め不動産業界でも他人ごとではありません。
既にテナントビルのオーナーには売上減少による賃料の減額交渉や、
支払い延期の相談があるそうで、通常であれば受入れませんが、
この状況でテナントを空けてしまうと次いつ埋めれるか分からないため、
受入れざるを得ない状況になっているそうです。

テナントの話に限らず不動産売買においても購買意欲、投資意欲の低下、
問い合わせ数の減少、ひいては売上の減少に繋がります。

また仕入れした在庫が売れず資金繰りが悪化することもよく聞く話で、
リーマンショック時には新興デベロッパーが続々と倒産したことがありましたが、
この状況が長期化すれば再来する可能性は十分にあります。

今、国や各自治体が様々な支援策を打ち出していますが、
日本企業の99%の割合を中小企業が占めますので、
この中小企業の支援を早くしなければ、(当然個人事業主もですが)
そこで働く多くの人が職を失う事態になります。

日本経済が少しでも落ち込まないよう、
国、自治体のより充実した経済支援策を早い段階で実行して頂くことと、
この新型ウイルスの感染が少しでも早く落ち着くことを願うばかりです。