2017/9/9 第38回 初体験

神戸不動産リアルティの白石です。

朝晩涼しくなってきましたね。
あっという間に夏が終わり秋が近づいてきました。
車に乗っていてふと街路樹に目をやると枝葉の先が少し黄色くなってきています。

みなさんは今年の夏の思い出は何か作れましたか?
私個人的には7月の海の日にスタッフ全員とスタッフのご家族を招待して、
大蔵海岸でBBQをしたことが良い思い出となりました。

普段接することのないスタッフのご家族とお話させて頂いたり
ご家族といるスタッフの意外な一面など、なんというか一言でほんとに「楽しかった」ですね。

また来年も開催したいという気持ちと、スタッフとご家族が一緒にいる姿を見て、
より一層の責任を感じた一日となりました。

さて、今日は人生初体験のお話。

会社を平成24年1月に設立して約5年半。事業をするなら宿命とはいえ、
いつ来るかと思いながら過ごしていましたが、ついに来ました。

税務調査。

会社を興したら3年で1回は来るよ~

5年に1回は来るよ~

突然来たりするよ~

色々な事を言う人がいます。

顧問税理士を入れて会計処理をしているので、
調査で何か言われても後ろめたいことは何も無いのですが、
経験したことがないので、厳しく追及されるんじゃないかとか、
とにかく「税務調査」と聞くと怖いイメージがありました。

7月末頃、会社の顧問税理士より電話が入りました。

税理士 「社長、8月○日~○日だけど予定ある?」

私 「はい、今のところ、空いてますが、、、(いきなりスケジュール確認?)」

税理士 「じゃ、空けといてくれる?」

私 「はい、、、(もしかして、、、)」

税理士 「税務調査入るかね~」

私 「分かりましたぁ、、(やっぱり、、、汗)」

税理士 「帳簿とか台帳とか整理しといてね~」

ってな感じで税務調査の予告が入った訳ですが、さてさて大変。
調査期間は3期分、3年前のことなんかは正直覚えていません。

自社物件の売却時の消費税の決め方や、
修繕費の資産計上や経費計上、交際費、会議費、減価償却、、、。
3期分の資料を全て引っ張り出して準備しました。

まあ調査の内容は長くなるので省略しますが、
終わってみればあっという間です。

税務調査に縁の無い方からすれば「マルサの女」のようなイメージがあるかもしれませんが、
あれは巨額脱税の強制捜査のお話でして、今回のような調査は、税務署の職員がオフィスに来て、
帳簿書類を調べ申告が正しかったかどうかを確認する一般的なもので、結構単調なものでした。

職員の方に敵対心を剥き出しで、けんか腰で挑む納税者もいるようですが、相手も人間。
自分の仕事をし、職責を果たすという意味では、みんな一緒です。

突っ込まれて困るようなことなら最初からしない方がマシですし、
税金に関して素人がプロを騙せるものでは到底ないでしょうしね。

保険の活用で税金の繰り延べなどの節税テクニックも沢山あるようですが、
考えることが多くなったりで正直面倒臭く感じてます。

多少の節税もしながらですが、ある程度の税金は納めたほうが、
金融機関との取引もしやすくなります。(※念のためですが節税は脱税とは違いますよ)

また何年かしたら税務調査の日が来ると思いますが、
なんの心配もなく対応できるよう今後の決算を迎えていきたいと思う、そんな「初体験」のお話でした。

追伸

この日本の国税に関しては殆どが「申告納税制度」が採用されています。

申告納税方式とは「納税者」が税法に従って税額を計算し、
自ら申告することによって納税額が確定する納税方式です。

つまり「自分で自分の税金を申告して払う」ってことなので、
その申告が正しくされているか調査するのが税務調査の目的なんですね。

なので、自分の税金を低くするために経費を水増ししたり、虚偽の申告をして、
本来払わなければならない税金を免れようとすることを正す、、、もっともな話ですね。