2017/2/1 第32回 「ほんとにあった怖い話」

神戸不動産リアルティの白石です。

1月があっというまに過ぎてしまいました。正月が随分と前のように感じています。
まだまだ寒い日が続きますが、風邪、インフルエンザには注意しましょう。

さて今日は「ほんとにあった怖い話」を紹介させて頂きます。

怪談話ではありません。家の階段から落っこちた話でもありません。
私が実際に経験した「そんなことある!?」みたいな話を紹介してみたいと思います。

数年前になりますが、神戸市内某所、所有してた戸建がありました。
現金化の為の売却。収益物件用として購入するという買主様も決まり、
忘れもしない、数年前の10月、無事決済の日を迎えました。

決済したのは月曜日の正午過ぎ。
現金決済で売買代金を受け取り、固定資産税の清算も終え、
電気、水道料金等の各種負担金の解約手続きも完了。
無事決済が完了し、売主、買主、仲介業者もよかったよかったと…。

決済翌日、火曜日の朝。

私の携帯電話に見慣れない番号から電話。

あんまり知らない番号は出たくないのですが、恐る恐る電話に出てみました。

「もしもし~、○○警察ですが~」

!?

なんと警察署から電話です。何故に警察署から電話?

もしかしてオービスきっちゃった?でも赤く光った記憶ないし、駐車違反の電話?
いや最近はコインパーキングちゃんと停めてるし、もしかして振込詐欺!?

なんて駆け巡る思いにビクビクしながら電話の要件を聞くと、
なんと昨日決済した戸建が、その日の朝、燃えてしまったというのです!?

「○○区○○町のご所有のお家なんですが、今朝の未明に火災がおきまして、
所有者の方を調べてお電話させてもらったんですわぁ」

!?!?

どゆこと???

所有者は確かにワタシ、でも昨日の昼まで…。えっと…、家事?…なんで?

頭の中が???の状態でとりあえず理由を聞くと、不審火による火災だそうで、
まだ原因が特定できず、これから調査をするとのことでした。

そういや責任問題はどうなんだろ?
昨日の昼に所有権移転は終わって、今日の朝の火災だから所有権は買主さんだし…
とにかく買主さんへ伝えなければと思い、仲介業者さんへ連絡しました。

「もしもし○○(仲介業者)さん!?
あの!昨日決済した○○町の物件!今朝!燃えたらしいです!汗」

仲介業者さん「…は?」

「いや、だから燃えたんですよ!
さっき警察から電話があって今朝に不審火で物件が燃えたんですって!!」

仲介業者さん「ええ~!!!!」

警察から聞いた状況を仲介業者さんへ説明しながら、私はあることに気づきました。

そう、火災保険です。

「そういえば買主さん、火災保険大丈夫ですか!?」

仲介業者さん「!!!」

まさか購入した物件が24時間も経たない内に火災で焼失するなんて想定しておらず、
想定できるはずもなく、買主様は火災保険の加入手続きを取っておられなかったようです。
(※通常は仲介業者が火災保険の加入手続きをしますが、ご自身で入る方もいます)

ワタシ的には九死に一生を得た…少し違うか。
明日は我が身…、これも違う、なんというか、まさかの出来事とタイミング。
そんなことが起こるだなんて…。

私が実際に遭遇した出来事。
皆さんも火災保険はすぐにかけるようにしましょう。

以上、ほんとにあった怖い?お話でした。

※買主さんはその後焼け残った建物を解体撤去し、更地にして数か月後に無事売却できたとのことです。